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■地球の歴史と温暖化
地球温暖化は、本来地球上の生き物の生存にとって必要な条件であった。地球が誕生した35億年ほど前、地球上は二酸化炭素(CO2)が90%以上もあったのだが、やがて水や岩石などに溶け込んで姿を変えて大気中のCO2はその割合を減らしていくことになる。このCO2は地球に降り注ぐ太陽光と熱を地球から逃れることをほど良く防ぎ、地球の生命の誕生や生存を可能としてくれたのである。まさに自然界が創り出した「生命のための温室」を形成していったのだ。
27億年ほど前ごろからシアノバクテリアと呼ばれる細菌が誕生し、その光合成によって酸素(O2)が海の中で作られ、余剰なO2は大気中へと放出されていった。増え続けたO2は20億年ほど前に大気圏にオゾン(O3)の層を形成するが、この層は太陽光から発せられる有害な紫外線を防いでくれることで生物の生存に大きな助けとなった。海の中ではいろいろな生き物が誕生する一方、大気が現在のものと近い状況となる中、海で誕生した動植物はやがて陸地に適応したものへと進化していく。
現在の地球の生物を守ってくれているのは、このように大気の働きのお陰でもある。しかし人類の歴史が始まって
から今や人間が〜一部の先進国と呼ばれる人間が、この美しい星に壊滅的な打撃を与えつつあるのだ。「食物連鎖」というものがある。自然界では食べる者と食べられる者のバランスがとられ、増えすぎたものは何らかの形で減り、少なくなったものは何らかの形で増えてきた。
ライオンたちは腹が減らなければ、普段襲って食べている動物たちが横を通っても見向きもしない。動物たちも食物として見られていないことを知り安心して通り過ぎる。一方人間はどうだろう。今食べない物を多く取って保存する。今必要でないものを多く採って保管する。野生動物たちは環境を変えたりせず環境に従う。人間たちは自分たちがより豊かな生活をおくれるように環境を敢えて変えたり破壊したりしてきた。(これらが地球規模の異変を招くことを知らずに...)
このCO2が増え続けていくと、ほど良い温度を通り越して地球全体が暖かくなり過ぎてしまうが、これが現在の地球温暖化問題である。「温室」が暑くなりすぎると植物も枯れてしまう。自然界に存在するCO2だけではなく、先進国に在住する人類が大気中のCO2の吐き出しを競ってきた。同時にCO2を摂取しO2を吐き出してくれる多くの森林を伐採し砂漠化させ、地球の自然界の大気バランスを崩してきた。すべて自らの生活の豊かさを求めて。
(つづく)
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